整形外科、リハビリテーション、リウマチ担当
医学博士 白崎信己(理事長)
専門分野:脊椎(くびから腰)疾患
整形外科、リハビリテーション、リウマチ担当
医学博士 白崎信己(理事長)
専門分野:脊椎(くびから腰)疾患
私は、フレームの左側に赤い“?”マークのついためがねをかけて、診察をしています。
このめがねは、ヴェネチアの路地をぶらぶら歩いていた時に、小さなメガネ屋のショーウィンドウで偶然見つけたものです。この時に運命的な出会いを感じました。
私に、このめがねをかけて診察しなさい。と訴えかけてくるのを感じたんです。
クリニックでの診察では、何より“?”が重要です。
うちを訪れてくれたあなたは、痛みや健康に対する不安を何かしら持っていて来院されたはずです。
この症状の原因は何?どうすればよくなるの?どんな治療法があるの?どれくらいで治るの?などなどたくさんの“?”にあふれているはずです。私のめがねを見て、そのさまざまな“?”を私に投げかけてください。その“?”が、よい治療への手掛かりとなるんです。また、その“?”に私がお答えしているうちに、あなたの病気・症状に対する理解が生まれてくるでしょう。
治療は、私が一方的に施すものではありません。あくまでも私はあなたの治療のお手伝いをするわけですから、あなたにいろいろ“?”してもらって、あなた自身に病気を理解してもらいたいんです。
また、この“?”マークは、私自身への戒めでもあるのです。毎日毎日、何十人も診察していますと、ともすれば疾患に対する“慣れ”が生まれてしまい、あまり考えもせずに対処してしまう危険性がでてきます。痛みの本当の原因はどこから?他に原因となるものはないのか?いつもの治療法でよいのか?もっと別の良い方法はないのか?などなど、私の頭の中も、たくさんの“?”であふれさせねばなりません。
そうすることによって、望ましい治療がみえてくるのです。
一度、私の診察室を訪れてください。“?”めがねでお出迎えしますね。
サンデー毎日「お医者さんが診てもらいたいお医者さん2700人」
毎日新聞社「あなたのお医者さん2800人」掲載